認定インストラクター インタビュー

認定インストラクター インタビュー


vol.1  数学へのコンプレックスは「助走」だった

青木 永一  アオキ エイイチ
ベルロジック株式会社(経営支援/事業再生) 代表取締役社長
参謀リンクス(企業研修/セミナー/専門家による情報発信) 代表




インストラクター養成講座6期に参加して認定を獲得。すぐに活動をスタートし、「数字の取り扱い説明書」などオリジナルの講座を企画して自ら登壇し好評を博す。そんな青木永一先生の魅力は関西ならではの味と隠しきれない「誰か」への愛。その情熱と行動力の源泉はいったい何か。なぜ「ビジネス数学インストラクター」だったのか。本音に迫ります。


なぜビジネス数学インストラクターになったのでしょうか?

まず人にものを教えることが好きだったことですね。それに加えて、そもそも数学が嫌いだったということも理由です。かつての数学の先生は冷たくて、なぜこれがわからないのかという態度をとられ、途中からついていけなくなりました。
でも大人になって、その苦手意識を克服したいと思うようになりました。ある種の「憧れ」です。その時に出会ったのが深沢先生のご著書『数学女子智香が教える 仕事で数字を使うってこういうことです」でした。友人たちと読んで、「これってかっこいいな」という話になったんです。それでビジネス数学インストラクターのことを知って、養成講座に参加しました。

インストラクター養成講座に参加して何を学んだと思いますか?

ふたつあります。ひとつは「講師」とはどういう仕事なのかをちゃんと学べたことです。結果、それまでの自分の「講師」に対する認識が浅かったことを知りました。例えば「研修」「講演」「講義」の違い。資料を作成する際の考え方やパワーポイントの文字の大きさの話など。だいぶ以前に参加した深沢先生の研修がなぜ人気なのか、なぜわかりやすいのか、その裏側を見せていただきました。もうひとつは「自分のクセと弱点を思い知らされたことです。具体的には深沢先生に言われた「熱量をおさえて数字を語りなさい」という指摘は今でも残っていますし、心に刻んでいます。私にとってこれはとても大きかったと思っています。

どんな時にやりがいを感じますか?

講座が終わって後日、受講生から感想文をいただいた時ですね。「さっそく上司に報告する時に数字を3つ入れるようにしました。無理やり入れています」とメッセージをもらいました。これがとても嬉しかった。これはビジネス数学インストラクターのあり方の話につながると思っています。養成講座で学んでいなければ、私はただ人前で喋って気持ちよくなるだけの、それだけで満足してしまう講師だったかもしれません。でもしっかり学んだことで、先ほどの受講生からのメッセージが本当の喜びなのだと感じることができました。好きなことを喋っていることが喜びなのではなく、誰かに貢献できたことが喜びであるという考え方です。

青木先生はこれからどういう人を救うのでしょうか?

あえて範囲を絞るなら、「起業家」となるでしょうか。仕事柄、不幸な倒産を数多く知っているので。しかし一方で最近限界を感じることがあります。例えば街中にある小規模事業者などはある種の「思い込み」でカチコチになっています。経験・勘・度胸(いわゆるKKD)があまりに強い。だから私はどちらかというとこれから起業をする人の力になりたいと思っています。もちろんすでに起業している人を救うことも私のミッションです。でも、これから起業する人は、「これは知っておいた方がいい」というものを知らないんです。それを知らないと不幸なことを経験してしまう。それを減らすことが私のミッションですから、今後は「これから起業する人」のサポートを厚くしていければと思います。

青木先生にとって、「数字」とはなんですか?

気の利いたことは言えませんが、数字とは「解像度を高める言語」でしょうか。
加えて、数字は「実態を映す影にしかならない」と思っているんです。映し出されている影に惑わされて苦手と思ってしまうのではなく、それを作り出している物語に目を向ければ、自ずと数字が発するメッセージは掴めるものだと思います。

これからインストラクターになる方へのメッセージ

実は「数学が苦手だった人」ほど面白さを感じることができる領域だと思っています。もともと好きだった人はほっといてもできる。でも数学嫌いだった人は食わず嫌いになっているんです。私の過去のコンプレックスには意味があり、実は「助走」だったのだと思っています。
それから、何度かビジネス数学の講義を経験して思うことがあります。ネタ作りの大切さです。何か目の前に起こったことがあればそれをビジネス数学にこじつける。「こじつけ」でいいんです。それがネタを作ることにつながります。そのためにはその「こじつけ」が正しいのかどうかを確認しあえる、客観的なアドヴァイスがもらえる場が必要です。私にとってそれがビジネス数学インストラクターの皆さんだと思っています。

ぜひ一緒にやりましょう!

余談ですが、養成講座で深沢先生が指摘する「あなたの弱点」は絶対に持って帰った方がいいですよ。それがなかったら今ごろ私は暴走していたんじゃないかなと思います(笑)




青木永一先生の詳しいプロフィールはこちら ⇒
Webサイト「参謀リンクス」にて、「コラム」「参謀note」を随時執筆。